歴史の事実は消せない―沖縄の声
沖縄戦「集団自決」について日本軍の関与・強制を教科書から削除させた文部科学省の検定意見にたいし、沖縄県民は9月29日、県、市町村、全自治体議会、県民こぞっての県民大会を開いて、国にたいし検定意見の撤回をもとめる。
「しんぶん赤旗」は県民大会へ向けて沖縄の声、県民の声を紹介している。その記事から、いくつかの声を私のブログで紹介する。
23日付けに登場したのは金城重明さん・沖縄キリスト教短期大学元学長。
「渡嘉敷では329人が集団死を遂げた一方で、軍隊は組織的に生き残った。文科省の本音は軍隊のやった暗いいやなことを消そうということ。『過去に目をふさぐものは現在も見えない』というのはドイツのワイツゼッカー元大統領ですが、私はこれを日本の歴史認識、歴史教育への警告と受けとめたい」。
24日付に登場したのは仲松庸全さん。
仲松さんは「死ぬまで忘れられない」という光景がある。真っ暗な壕の中、女の子の鳴き声が響く。かすかな明かりの中で小学校1、2年生ぐらいの少女がひとりで泣いていた。日本軍の将校がそばにより、少女のこめかみにピストルをあて引き金をひいた。銃声と同時に泣き声がやみ、少女が倒れた。
仲松さんは当時17歳。仲松さんは、集団自決から軍の強制・関与を削除させたことに怒りと危機感を感じた。あの殺された少女のことが頭に浮かんだ。
「『軍隊は民を守らない』とうのが沖縄戦の教訓です。それどころか軍に殺されている。『集団自決』つまり強制集団死が、軍の命令でなかった、強制ではなかったなどとは絶対にいえません。皇軍の本質がそうさせるんです。軍の命令は天皇の命令でした」
「『新しい歴史教科書をつくる会』などいわゆる『靖国』派勢力が、沖縄の人は崇高な最期を遂げたんだ、みずから進んでお国の為に死んだという殉国美談にしようとしているんです」
「結局、憲法九条をなくし、戦前の体制にもどそうということです。そのために侵略戦争を美化し、『皇軍』の残虐行為を隠す。そういう道は絶対に選んじゃいけない。沖縄だけでなく、歴史のわい曲を許さない国民的なたたかいが求められている。
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